紹介:
"99通のラブレターでようやく嫁いだ妻を、
男はたった一言で失った。結婚5年目。
陸予深は若い女子大学生に心を奪われた。
貧しくも誇り高く、金を拒んだ彼女は言う。
「私は誰の籠の鳥にもならない」
その一言が、男の理性を狂わせた。
彼は何度も彼女の前に現れ、周囲を巻き込んでいく。
だが、その時 彼の家には、かつて99通の手紙でようやく迎えた妻青穂がいた。
泣かず、叫ばず、責めもせず。ただ静かに、心が傷つくたびに
一通ずつ あのラブレターを、燃やしていく。
そして99通、すべてが灰になった時
彼女の愛も、完全に終わるのだった。"
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