鳳と共に歌う(紅染まる運命 〜転生せし魂の誓い〜) -
エピソード 7
時代小説
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2.1K紹介: 前世、皇后と貴妃は対立し続け、争いの果てに命を落とした。だが死の瞬間に知ったのは、どちらも皇帝にとって使い捨ての駒にすぎなかったということ。
彼女たちの子は、皇帝が二人を争わせるための道具とされ、父や兄もまた皇帝に殺された。
皇后は前世の記憶を携え、貴妃の子を皇帝に陥れられたあの日に戻った。今度こそ、命を懸けて仇であった貴妃を守ろうとする。
だが真実を告げる前に知る――貴妃もまた、前世の記憶を持っていたのだ!
互いの正体を確かめ合った二人は、宿敵から盟友へと変わり、薄情な皇帝を引きずり下ろすことを誓う。
前世では、皇帝は権力が不安定で、皇后と貴妃の実家に頼っていた。この世では皇后がその野心を逆手に取り、彼を手のひらで転がす!
やがて貴妃は思うままの人生を手に入れ、皇后は帝位に就く。
後宮は平和に満ち、誰もが笑顔で暮らす日々へ――
「女は王になれぬ」など、誰が決めた?