

呪われたオメガのライカは、アルファ アメルから虐げられる日々を送っていた。そんな彼女を救ったのは、夢に現れる謎の男-タイタン族のアルファ カリム。互いが運命の番だとは知らぬまま、二人は惹かれ合っていく。しかし、群れを覆う裏切りと血の因縁が、二人の前に立ちはだかる。愛はライカを呪われた運命から救えるのか?

"七年愛したレオは、兄の死後、炎牙族のアルファとなり、兄の妻ジャスミンまで受け継いだ。 「俺の番いはお前だけだ。後継者が生まれたら刻印する」 そう言いながら、彼は毎夜ジャスミンの元へ通う。 百回目の夜、彼女の妊娠と刻印の儀を知らされた。 「どうして父さんは迎えに来ないの?」 息子の問いに、私は答える。 「私が愛されるルナじゃないから。でも大丈夫。本当の帰る場所へ行こう」 彼は知らない。 私が風嵐族アルファ王の、ただ一人の娘だということを。 私は最初から、炎牙族のルナになど興味はなかった。"

月の女神の力によって生まれ変わったソーレンは、自らの運命を塗り替えることを決意する。 自分を虐げてきた婚約者ブレッカンを拒絶し、誰もが恐れる彼の兄で、群れを離れたローグのロリックを真の伴侶に選び、アルファの座へと押し上げる。 やがて、ブレッカンは激しい後悔に苛まれ、メイベルの嘘も次々と暴かれていく。 数々の裏切りと命の危機を乗り越えたソーレンとロリックは、ついにアルファとルナとして群れの頂点に立つ。